がんに感謝できれば、正しく理解できているかもしれない

がんで助かる人、助からない人 専門医がどうしても伝えたかった「分かれ目」

がんで助かる人、助からない人 専門医がどうしても伝えたかった「分かれ目」

 

 

がんについての皆さんの関心は非常に高いと思われます。何しろ、今日の死亡原因の上位を占めているのですから。しかし、その「がん」に関しては、トンデモ本があまりに多く、何が正しいのかさっぱり分かりません。根拠が不十分でありながら、医師・学者の資格をもって好き放題書いているとしか思えないものが散見されます。その観点から考えると、本書のスタンスは非常に公正だと思われます。がんを部位別に正しく理解しようという提案です。

 

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自然の変化に対処する人類の歴史

 

 歴史とは、人の手による記録によって書き継がれます。1500年もの昔から、ここ日本では、歴史書の編纂がなされ、当時の知識人による記録(日記)が始まりました。しかし、科学技術の進んだ今日、世界的な調査があちらこちらで進んでいます。その代表例が「古気候学」です。太陽活動に着目し、太陽放射の微細な変化がいかに地球全体の気候システムに影響を与えてきたかが明らかになっています。その証拠は、樹木の年輪やグリーンランド・南極等の万年雪(から採集した氷床コア)から見つかりました。

 

  • オールト極小期:1040年頃から1080年頃までの40年間。8世紀に太陽活動が活発化していた後の小康期。
  • ウォルフ極小期:1280年頃から1350年頃までの70年間。長く続いた中世温暖期が終焉した。
  • シュペーラー極小期:1420年頃から1530年頃までの110年間。全体的な小氷期の最初。
  • マウンダー極小期:1645年頃から1715年頃までの70年間。小氷期の中で最低温を記録。
  • ダルトン極小期:1790年頃から1820年頃までの30年間。

 

藤原定家が見たオーロラ、巨大磁気嵐パターン解明の手がかりに | マイナビニュース

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鉄道と一体的な成長が続く東京・首都圏

駅格差 首都圏鉄道駅の知られざる通信簿 (SB新書)
 

 
日本一の乗降客数を誇るのは新宿駅。その開業は明治18年(1885年)です。赤羽と品川を結ぶ品川線が誕生した時に、新宿駅も生まれています。もともと新宿は、江戸時代より宿場町として栄えた場所ですが、その正確な位置は、今の新宿三丁目駅あたり。鉄道の場所を確保するため、そこから西の方に新しい駅・街が造られていたようです。その新宿駅は今や日本一どころか、「世界一」の利用者数だとか。

 

JR東日本 乗車人員 769,307 人(乗降人員換算で約153万人)
京王電鉄 乗降人員 770,072人
小田急電鉄 乗降人員 499,919人
東京メトロ 乗降人員 233,555人
都営地下鉄 乗降人員 新宿線 289,786人 大江戸線 139,794人

 

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「がん」はここまで分かった!最新研究に迫る良書(ただし、相当難解です)。

 

「がんとは遺伝子の病気」だと言われています。しかし、これだけでは何のことか分からないでしょう。正常細胞が分裂する時に起こすコピーミス、これが「がん」に化けると言われています。しかし、正常な体なら、自己の免疫機構がこのコピーミスで生じたがん細胞をやっつけてくれます。もしもこの免疫力が、何らかの原因で低下していたとしたら、がん細胞は異常増殖を続けてしまいます。

 

がんはどうしてできるの? がんとがん治療~|保険・生命保険はアフラック

https://www.aflac.co.jp/gan/yokuwakaru/img/article/page01/25_img01.jpg

 

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千葉を訪ね歩く(後編)

新発見! 千葉

新発見! 千葉

 

 

cancheer.hatenadiary.jp

 

さて後編です。

野田市の醤油製造は、学生時代に覚えさせられました。そこを本拠とする「キッコーマン」も今日ではグローバル企業として存在感を増しています。売上4000億円で、すでに海外売上が国内を超えています。醤油だけで見ても、同じようです。

 

業績ハイライト | キッコーマン

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そんなキッコーマンが誕生した地が、現在の野田市です。16世紀に同地で始まっていた醤油づくりは、1917年に会社が合同し、「野田醤油株式会社」を誕生させていました。これが後のキッコーマンの前身となっています。ちなみに千葉には、キッコーマン以外に、ヤマサ醤油ヒゲタ醤油などもあります。日本の醤油生産数量の3割を占めるのが千葉県です。

 

千葉県・野田 | キッコーマン ホームページ

http://www.kikkoman.co.jp/library/soyworld/museum/area/image_v2/img_noda_02.jpg

 

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地層的な研究対象の宝庫、それが日本列島

 

あまり知られていませんが、日本書紀には地震の記録があります。西暦684年11月29日、土佐では田畑12平方キロメートルが海中に没し、津波が到来していたそうです。これは、いわゆる南海トラフ巨大地震の最初の記録と言えます。

 

【 地震大国・日本 】日本最古の地震の記録から見る地震の日本史 | 歴人マガジン

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M8.25クラスの巨大地震だった「白鳳地震」と命名され、高知大学の調査チームが高知県土佐市にM9クラスの超大型津波の痕跡を発見しています。それから5年後の689年には、M8.3の「貞観地震」という古代最高規模の巨大地震も発生しています。溺死者だけで1000名を越えるという恐ろしい天災です。

 

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中小企業の見方:決算書の抜け道を押さえておこう

社長のための「中小企業の決算書」読み方・活かし方

社長のための「中小企業の決算書」読み方・活かし方

 

 

決算書を見ただけでは分からない。それが中小企業の経営です。たとえば、「P/L」「B/S」ともに、だ。流動比率を算出して、それが「300%」という超優良企業の水準だったとしても、その翌期内に倒産しえます。しかし、これを見通す方法があります。それは「B/S」を2期分並べて現金の増減を見ることです。このような見方は、銀行員なら当たり前のように行っています。そのポイントを5つ挙げましょう。

 

  1. まず、何よりも本業の利益(営業利益)。
  2. その事業の成長性にも注目する。
  3. 中身のない資産を除いて、債務超過の有無を見る。
  4. 粉飾が難しい資金繰り(現金の動き)を把握。
  5. もちろん銀行ゆえに、返済能力を調査。

 

銀行員は「中小企業の決算書」をどう読んでいるのか – 日本実業出版社

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