メタ思考で広げると、可能性が広がる

メタ思考トレーニング (PHPビジネス新書)
 

 

問題にぶつかった時、二つの方向性があるように思います。ひとつは、問題解決の解を、細部に渡って探す方法。もうひとつは、根源的なものに立ち返って、今の問題を俯瞰してみること。本書は後者に関するものです。世の中には、「神は細部に宿る」という言葉もあり、何かを見逃していないか、懸命に現場・現物を見つめ直してみることが推奨されています。大雑把な仕事は、本来成功するはずの事象を失敗させてしまうことだってありますので、この考えに間違いはないと思います。日本人は、この「細部」に関して、たくさんの成功をおさめてきた民族だと言えます。他方、「メタ思考」は、日本人がどちらかと言えば、苦手にしているものかもしれません。なぜなら「根源的」、すなわち、時にはその前提をも覆して、打ち手を大きく変える、という革命的な思考でもあるからです。前者を改善思考、後者を革命思考とでも言えば、納得いただけるでしょうか。

 

キーワードは、“無知の知” 『メタ思考』活用法 | ウェルネスセンターコラム | SBアットワーク株式会社

https://www.softbankatwork.co.jp/sbaw_cms/wp-content/uploads/2018/11/2b530e80c7d0de90885e285c5d798063-1.png

 

続きを読む

腸から考える健康:人は、モノを食べ排出して、生きている

 

7.5mの長さに及ぶ腸。腸は口につながり、消化・吸収・排泄、そして見過ごされやすいのですが、免疫。この四つが小腸・大腸と合わせての主要機能となります。免疫の中心を担うのはリンパ球。60%以上は腸内に存在しているそうです。これは腸が外界とつながっているため、外部から侵入するウイルスや菌などに対処するための防衛措置です。また排泄については、食物残渣ばかりではなく、途中で生じた有害成分や老廃物なども含まれます。これらが相互作用しながら、有毒ガスや活性酸素などを溜めていき、体の不調を引き起こします。したがって、人間が様々な食品を取り入れることができるのは、腸が健全に、危機管理に働けているという大前提が必要です。

 

大腸の働き | おなかのはなし.com 一般の方向け

https://www.onakanohanashi.com/wp-content/uploads/0/images/illustration/mechanism01.jpg

 

続きを読む

日本文学の、古典ベストセラーで笑ってみよう

日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典

 

 

日本人の知らない日本語』シリーズで堪能しましたが、このお二人の組み合わせは最強です。同書(マンガ)では、冒頭で登場している清少納言も、最高です。『枕草子』にて、世の中をバッサバッサ切るという彼女の感性は、みんなが言いたかったことを代弁してくれているようなものです。炎上を恐れず、こうやって、みんなの溜飲を下げるというヒット作家の法則は、古今東西同じようです。男の貴族から、「あれは女として、どーなのよ」と言われていたみたいですが、まったくもって意に介さず、逆に相手を蔑むあたりが、強い女をイメージできて素晴らしいです。

 

f:id:cancheer:20190407133408j:plain

今風で、世間をぶった切り(清少納言

 

 

続きを読む

汚れに対処すること、それが現代人の進化の証です

 

私たちが嫌いな「汚れ」。その正体は何でしょうか。そしてなぜ私たちは汚れを嫌うのか。人類が汚れに対処するようになったのははるか昔のことですが、実際に石鹸の使用が始まったとされるのが、古代メソポタミア・エジプト・ローマなどの時代です。不思議なのは、いつ、どのようにして、汚れを落とす原理に気づいたか、です。体が汚れてくれば、細菌が増殖するようになります。衣服を身につけるようになれば、その汚れに悩まされることにもなります。匂い、痒みが出て、「不快」になると水浴びをしたりもしたのでしょうが、そこまでは他の動物と同じです。人間はさらに進化し、エジプトの壁画には洗濯の動作が描かれるようにまでなりました。パピルスにもその記録が残されており、「天然ソーダに動植物の脂肪を加えて加熱する方法」だったそうです。

(参照:https://www.i-kahaku.jp/magazine/backnumber/49/04.html

 

日本石鹸洗剤工業会 石けん洗剤知識 洗濯

http://jsda.org/w/06_clage/ca233/osen1-1.png

 

 

続きを読む

日本の独自性はどこから生まれてきたのか

 

日本史を、世界との関わりの中で概括的にとらえる、その大切さがよく分かる一冊です。隣国に大国・中国を抱きつつ、近くも遠くない距離を保つことができ、日本らしさをみずからコントロールし続けることができました。具体的には、中華文明の恩恵を積極的に享受しつつ、その冊封体制に完全に組み込まれることなく、みずからの主体性で国を進化させてきました。しかし国としてはずっと未成熟な状態であったがゆえに、各地で自警団が発生し、やがてはそれが侍という武装集団になりました。戦国時代には、西欧の鉄砲に学び、たちまちそれを国産化してしまうだけの技術力を有し、幕末に至るまで、海外の植民地にならずにすんできました。明治期には近代化を進めてアジア唯一の列強国となり、太平洋戦争の敗戦後には経済大国にまでのし上がりました。

 

こうした日本の歩みは、世界の影響にさらされながら、一度として征服されるなかった日本らしいものです。しかも、日本の市場は意外なまでに大きく、同じイギリスと比べると歴然です。1700年頃のイギリス人はわずか675万人(今日では6600万人)に対して、日本は2900万人(同12000万人)。当時の首都・江戸だけで同時代比較しても、世界有数の大都市でした。

 

 

続きを読む

化粧品に関する誤解とは、メーカーが誤解させている可能性があります

ウソをつく化粧品

ウソをつく化粧品

 

 

嘘八百がまかり通る、それが化粧品業界の恐ろしいところなのだそうです。たとえば、「天然成分」という表現。天然だろうが、化学物質だろうが、発がん性物質になってしまうものは危険です。また「植物エキス」と書かれていても、それを皮膚に浸透させるためには、皮膚のバリア(油分)を壊して、内部に浸透させなければなりません。そもそも皮膚は吸収器官ではないので、ここのバリアを無理やり壊すべきではないのです。

 

さらに2001年の薬事法改正は、「化粧品」に関して全成分表示が義務付けられたのですが、その実、化粧品より効果(刺激)の強い「医薬部外品」については、102種類の「表示指定成分」以外は記載する必要がなくなりました。もう少し具体的に言いましょう。医薬部外品は、ポジティブリストに入っている成分を使うことになるのですが、ネガティブリストに入っている成分は使えません。それら以外の成分は、自由に使って、しかも表示をする義務がないのです。行政もその第三類の成分の安全性をチェックすることはありません。ゆえにメーカーは、逆に、目新しい成分を使用して新製品を作りやすくなったわけです。本書では、これを事実上の規制緩和と称しています。

  

続きを読む

現代中国のことを、まとめてみると。。。

図解でわかる 14歳から知っておきたい中国

図解でわかる 14歳から知っておきたい中国

 

 

中国は今や、世界第二位の経済大国です。アメリカの6割に迫る経済規模ですが、この差は為替如何でさらに縮まっている可能性があります。なにしろ、車の販売台数で言えばアメリカを大きく上回り、年間3000万台に達する勢いです。鉄鋼生産、エネルギー消費すべてにおいてすでに世界一位。そんな大国が12兆ドルのGDPに対し、輸出・輸入でそれぞれ2兆ドルを占めるわけですから、世界への影響力も巨大です。また、省別で見ても、国家レベルを越える省が出現。たとえば、広東省ひとつで1兆ドルに近づく規模は、世界の先進国に並び立つほどです。ちなみに、日本は5兆ドル弱。もはや中国全体と争うまでもないですね。

 

f:id:cancheer:20190210165312p:plain

中国省別GDP

 

続きを読む