健康寿命を全うするための8つの確認(前半)
決定版 100歳まで大病しない108の習慣 角川SSC新書 (角川SSC新書 131)
- 作者: 白澤 卓二
- 出版社/メーカー: 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/07/09
- メディア: 新書
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「決定版」とありましたので、健康情報の整理のつもりで完読。同書の出版からはや7年ですが、医学の進歩は著しいものがありますね。その更新された情報も含めて整理しながら、8つのテーマを、クイズ形式でメモしておきます(冒頭書は108の習慣を提案しています)。まず、本稿はその前半として4テーマ。後半は次回。それにしても多くの知恵が、食べ物や日常生活(睡眠や運動)に関わっていますので、まさに健康とは、その人の活き方を反映したものでもあるようです。
アメリカの研究成果で「がん予防」に最も効果があるとされる野菜は?
「がん予防」のために提案されているのが、毎朝飲む野菜ジュースです。ではどんな野菜ジュースならいいとされているのでしょうか?
「笑い」が増えると、がんを抑制すると言いますが本当ですか?
「毎日20分~30分の運動を」と言われて、無理と思った方々に!
【アメリカの研究成果で「がん予防」に最も効果があるとされる野菜は?】
がん予防には、食による対策が非常に重視されています。特に、アメリカでは医療費削減の目的からがんの予防研究に莫大な予算を投じました。そして1990年、米国国立がん研究所にて誕生したのが「デザイナーフーズ・プラグラム」です。そこでは600種類の化学物質が選ばれ、それらを多く含む植物性食品が整理されました。最上位の層には、トマトやピーマン、ブロッコリーやカリフラワーなどが挙げられていますが、その中でもとりわけ効果があるとされる3つの野菜は、にんじんやキャベツ、そして一位が にんにく なのだそうです。
3月の食材と美味レシピ|「栄養学 x 奥薗流」|コミコミクリニック みんなの家庭の医学
【「がん予防」のために提案されているのが、毎朝飲む野菜ジュースです。ではどんな野菜ジュースならいいとされているのでしょうか?】
日本評論の第一人者と称される蒋豊さん。人民日報海外版の日本語月刊誌の編集長でもあります。その彼が懇意にしている西台クリニック院長・済陽高穂さんが、専門家の観点から提唱・飲用している野菜ジュースをご紹介します。組合せとしては「リンゴ+ニンジン+レモン」を一緒にしてジューサーにかけるだけです。実は、これが抗酸化物質を多く含んでいるのが重要です。それゆえに、リンゴとニンジンはそれぞれ旬の果物や野菜と置き換えても構いません。
「野菜ジュース」でがんに負けない体をつくる|旅行・レジャー|NIKKEI STYLE
【「笑い」が増えると、がんを抑制すると言いますが本当ですか?】
世の中の健康増進法にはたくさんの都市伝説(根拠のない噂)があります。この問いも、ともすれば都市伝説のようです。しかし実際の理屈はこうです。小さながんを早期発見したとしても、このがんは発生してから20年以上経ってしまっています。したがってその処置には、手術や抗がん剤を使わざるを得ず、実は体に大きな負担をかけているのです。実際、がんは私たちの体に毎日発生していて、それを超・早期に抑え込んでいるのがNK細胞です。この細胞の働きを活性化させれば、「がん予防」に有効だとされています。その実証が進んでいることのひとつに、笑いや喜びなどの前向きな感情があるようです。
NK細胞はどうやって活性化させるの? 「ドクターQ&A」|セルフドクターネット
【「毎日20分~30分の運動を」と言われて、無理と思った方々に】
そもそも、なぜ運動が必要なのでしょうか。大きくは3つの理由に集約させましょう。一つ目は筋力です。ある程度、鍛えていなければ日々衰えていきます。たとえば寝たきりの生活が一週間も続くと、歩くことすら難しくなりますね。それと同じ理屈です。二つ目は代謝です。代謝が悪くなると、私たちには見えない内蔵周りにも脂肪がついてしまいます。これが臓器の血管を圧迫します。幸い、内臓脂肪はちょっとした運動でもすぐ取れるので、見た目で痩せることではなく、毎日の定期的な運動を心がけましょう。三つ目、運動とは実はとても簡単なのです。座ってやっていることを立ってやるだけでも1.2倍のエネルギーを消費します。歩きながらであれば3倍です。またわざと階段を使ったり、掃除で動いたり、足踏み運動をするだけでも効果があります。やらない理由はないですね。運動不足は、大腸がんとの関係性も高いので注意しましょう。