勝負の「駆け」方:樋渡市長

やってから考える。走りながら考える。そして人を巻き込んでいく。

 

選挙で勝ち、三期目に挑戦する樋渡(ひわたし)市長。佐賀県武雄市の市長で、フェイスブック活用でも有名。彼の独特の視点には、学ぶべきところが多々あり。

2000年に地方分権一括法が施行されました…実はこれ以上、地方分権にしなくてもいいくらいに、権限が地方に来ています。

 

ネット活用のみならず、 スピードを信条とした政治、さらには行政マン出身らしからぬ、仕掛け屋的な手法など。やり手ビジネスマン顔負けだ。

 

「政策は商品。市民はお客さん。スピードは最大の付加価値」 -樋渡啓祐(佐賀県・武雄市長) 塩田潮の「キーマンに聞く」:PRESIDENT Online - プレジデント

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僕は自分が行きたい病院をつくる。自分で行きたい図書館をつくる。そして、政策は商品だと思っている。市民の皆さんがそれをどう評価するかということです。極端に言えば、市民はお客さんです。また、スピードは最大の付加価値だと思っています。

 

図書館は、私自身も大好きな場所。知識や視点を大胆に読み捨てでき、その都度、そこで生まれたアイデアや思考で、次の行動に移れる。まさに人生の原動力となる場所だ。

 

 

市民価値を追求する武雄市の挑戦 佐賀県武雄市長・樋渡啓祐 - ちょっとだけ47行政ジャーナル - 47NEWS(よんななニュース)

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2012(平成24)年5月4日にCCC*1との基本合意の締結。6月議会で図書館条例の一部改正、7月議会でCCCを指定管理者に指定、8月31日に協定書の締結、9月議会で図書館の改修予算を計上、11月から急ピッチで改修工事を進め、そして本年3月末の内覧会の実施…

 

本当の意味で、「民」の大胆な活用を、地方の小さな市がやってのけた。一番興味深かったのは、指定管理者制度そのものが、すでに民の活用を織り込んでおり、元総務官僚の樋渡氏はそれを熟知していたこと。さらに、CCCの指定を形式的な公募とせず、堂々と指名した点だ。同市長らしい、公私混同ならぬ公私一体の見事な事例となった。

 

一見、「大胆」「無謀」に見える樋渡氏だが、勝算なく走っているのではあるまい。彼が言う「直感」、きっとそれは、失敗しても構わない最初の第一歩について語っているはずだ。そこで、少しでも、本気の仲間の存在が見えたとき、彼は、どんな抵抗があっても恐れないのだ。二歩目、三歩目をどう駆けるか、これこそ彼の真骨頂だろう。

 

ちょいやって、人を見てから、またやって、知恵とスピードで、夢をカタチに。

 

お見事。